高槻市のまこと皮膚科です。
今日は円形脱毛症について書いてみましょう。
円形脱毛症とは?原因・症状・治療法をわかりやすく解説
「突然、髪の毛がごそっと抜けた」「10円玉のようなはげができている」——このような症状で受診される方が多いのが円形脱毛症です。年齢や性別を問わず発症し、子どもから大人まで誰にでも起こり得る皮膚疾患です。
本記事では、皮膚科医の視点から円形脱毛症の原因・種類・治療法・受診のタイミングまでをSEOを意識して詳しく解説します。
円形脱毛症の原因|自己免疫が関与
円形脱毛症の主な原因は、自己免疫異常と考えられています。本来は体を守るはずの免疫が、誤って毛根(毛包)を攻撃してしまうことで、毛が抜け落ちてしまいます。
よく「ストレスが原因」と言われますが、
強い精神的ストレス
睡眠不足
体調不良
アトピー素因
などが発症や悪化のきっかけになることはありますが、ストレスだけが原因ではありません。
円形脱毛症の種類と症状
円形脱毛症にはいくつかのタイプがあります。
● 単発型円形脱毛症
最も多いタイプで、10円玉〜コイン大の脱毛斑が1か所に生じます。自然治癒することもあります。
● 多発型円形脱毛症
脱毛斑が複数個出現するタイプ。進行すると広がる可能性があります。
● 全頭型脱毛症
頭髪全体が抜け落ちてしまう重症型です。
● 汎発型脱毛症
頭髪だけでなく、眉毛・まつ毛・体毛も脱毛するタイプで、治療に時間を要することがあります。
円形脱毛症は自然に治る?放置していい?
軽症の円形脱毛症では、数か月で自然に毛が生えてくるケースもあります。しかし、
脱毛範囲が広がっている
数が増えている
何度も再発している
お子さまの脱毛
といった場合は、早めに皮膚科を受診することが大切です。放置すると慢性化することもあります。
円形脱毛症の治療法|皮膚科でできること
症状の程度や年齢に応じて、以下のような治療を組み合わせます。
● ステロイド外用・局所注射
炎症を抑え、免疫反応を弱める治療。局所注射は効果が高い一方、痛みを伴うことがあります。
● 局所免疫療法(SADBEなど)
あえてかぶれを起こし、免疫の向きを変える治療法。中等症〜重症に用いられます。
● 内服治療
抗アレルギー薬や、症例によっては免疫調整薬を使用します。
● 生活指導・経過観察
睡眠・食事・ストレス管理も重要な治療の一部です。
※近年ではJAK阻害薬などの新しい治療も登場しており、重症例に対する選択肢が広がっています。
円形脱毛症でよくある質問(FAQ)
Q. 他人にうつりますか?
A. うつる病気ではありません。
Q. シャンプーや育毛剤で治りますか?
A. 根本治療にはならず、医療的な診断が重要です。
Q. 子どもでも治療できますか?
A. 可能です。年齢に応じた安全な治療を行います。
円形脱毛症は早期診断・早期治療が重要
円形脱毛症は、見た目の変化による精神的ストレスも大きい疾患です。「そのうち治るだろう」と自己判断せず、専門的な診断を受けることが回復への近道です。
大阪・高槻市で円形脱毛症の診療をご希望の方は、**阪急高槻市駅すぐの〈まこと皮ふ科〉**までお気軽にご相談ください。

