高槻市のまこと皮膚科です。
美容外科、美容皮膚科もやっています。

皮膚科では見る診察「視診(ししん)」がほとんどです。
聴診器を使うこともなければ、打腱器をつかうこともありません。

ダーモスコープというカメラは使いますが
それも視診です。

患者さんの肌の発疹をみた瞬間に診断は出ています。
迷う場合は皮膚を取る検査、皮膚生検を行います。

その視診の際に重要なのが、先入観を除いて診るということです。

もう目の前に答え(診断)が出ていますから、いろいろと頭に情報が入ってしまうと
揺らいでしまいます。

内科などでは問診して、触診して、聴診して、検査して診断していきますが
皮膚科では、逆で、診断して、問診して、必要があれば検査します。

なので、皮膚科医はたくさんの発疹を知っていないといけません。
診るのが仕事なので、医学雑誌や論文などでも
「へぇー、こんな発疹がでるんだ」と記憶に叩き込みます。

ここからは余談ですが
患者さんの名前や顔は覚えられないけれど
発疹を見たら、あぁあの患者さん!と思い出す皮膚科医は結構います。
それくらい、発疹の記憶というのは強いです。

発疹は全部見せてくださいね。