ニキビ治療の定番である「ベピオ」シリーズですが、形が違うだけで中身(成分)はすべて過酸化ベンゾイルという同一の有効成分です。

しかし、使用感や使うタイミングによって、肌への負担や続けやすさが大きく変わります。それぞれの違いを分かりやすくまとめました。


1. ベピオシリーズ比較表

項目 ベピオゲル ベピオローション ベピオウォッシュ
剤形 ゲル(水溶性) 乳剤(しっとり) 洗顔料(洗い流し)
主な特徴 スタンダードな塗り薬 保湿成分配合で低刺激 短時間の接触で刺激を軽減
使い方 1日1回、洗顔後に塗布 1日1回、洗顔後に塗布 1日1回、洗顔時に使用
刺激感 比較的出やすい ゲルより抑えめ 最もマイルド
乾燥のしやすさ しやすい ややしにくい 一時的

2. 各製剤の詳しい違いと選び方

ベピオゲル 2.5%

  • 特徴: 発売当初からのスタンダード。油分を含まないため、ベタつきを嫌う脂性肌の方に向いています。

  • 注意点: 3つの中で最も乾燥やヒリヒリ感(随伴症状)が出やすい傾向があります。

ベピオローション 2.5%

  • 特徴: ゲルを改良し、保湿成分(添加物)を加えた乳液タイプです。

  • メリット: 伸びが良く、肌の水分を保つ力がゲルより高いため、乾燥肌の方や、ゲルでカサつきが出た方に適しています。

ベピオウォッシュ 2.5%

  • 特徴: 塗ってから「1分程度」で洗い流すタイプです。

  • メリット: 有効成分が短時間で毛穴に浸透しつつ、肌に残らないため、塗るタイプで赤みや刺激が出て継続できなかった方でも使えるケースが多いです。また、背中などの広範囲のニキビにも使いやすいのが魅力です。


3. 費用の違い

これらはすべて**処方箋が必要な医療用医薬品(保険適応)**です。

  • 単価: 1gあたりの薬剤料は、基本的にどれもほぼ同じです(3割負担で1本数百円〜1,000円程度+診察代・処方料)。

  • コスパ: ウォッシュは内容量が多い(100g)ため1本あたりの支払額は高くなりますが、使用期間も長いため、トータルの治療費に大きな差はありません。


4. 使い方のポイントと注意点

共通の注意点:漂白作用

ベピオには「漂白作用」があります。髪の毛や衣服、タオルに付着すると色が抜けてしまうため、以下の点に注意してください。

  • 塗った後は手をよく洗う。

  • ウォッシュの場合は、すすぎ残しがないようしっかり流す。

  • お気に入りの枕カバーやタオルは避ける(白系のものを使うのが無難です)。

副作用の乗り越え方

使い始めの1〜2週間は、軽い赤みやヒリヒリ感が出ることがあります。

  • 塗り薬(ゲル・ローション): 保湿剤を先に塗ってからベピオを重ねると、刺激が和らぎます。

  • 洗顔(ウォッシュ): 最初の数日は30秒程度で早めに流し、徐々に肌を慣らしていくのがコツです。


[!IMPORTANT]

「赤みが強い」「皮がボロボロ剥ける」といった症状が出る場合は、アレルギー(接触皮膚炎)の可能性もあります。自己判断せず、すぐに医師に相談してください。