
高槻市の皮膚科・小児皮膚科・美容外科・美容皮膚科、まこと皮ふ科です。
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今日は美容外科のクマ取り後のダウンタイム・ケア方法についてお話ししましょう。
1. クマ取り後のダウンタイムについて
クマ取りは下まぶたの手術になり、術後の腫れが必ず出ます。手術方法によって腫れの程度や期間が異なりますが、腫れのピークは3日目で、それ以降腫れがひいていきます。
手術内容と腫れの関係
- クマ取りのみ
クマ(眼窩脂肪)だけを取る場合は、最もダウンタイムが軽いです。腫れや内出血は約1週間でほぼ改善します。一番腫れているのは3日目です。 - クマ取り+脂肪注入
クマ取りだけに比べて腫れの程度は強くなり期間も長くなります。それは脂肪注入による腫れのためです。脂肪注入では注入した脂肪の量が半分になりますので、完成形から逆算して倍量の脂肪を注入します。そのため腫れが強く出ますし、脂肪が減るまでの期間が長くなります。一番強く腫れているのは3日目で、腫れている期間は約10日―14日です。注入する脂肪の量が多いと腫れている期間が長くなります。 - 裏ハムラ
クマ(眼窩脂肪)を取らずに移動させる方法のため、腫れている期間は短く約1週間です。一番腫れるのは術後3日目で、他の手術方法と比べると腫れの強さは強いですが、院長は腫れが少ない裏ハムラ法を考案しており、腫れを軽減できる技術を持っています。 - 切開ハムラ法
まつ毛の下を切開するため腫れが強く出ると考えられていますが、実際には裏ハムラ法と同じ腫れの程度と期間です。
最後になりますが、手術による腫れは術者の腕が一番影響します。それは出血させない技術と、手術時間の短さ、そして経験値です。
注:このページにおける「クマ」は「眼窩脂肪」による出っ張りのことを指しています。
色素沈着による茶色、眼輪筋が透けて見える赤色、静脈が透けてみえる青色のクマは別の処置が必要です。
2. 注意事項、軽減方法
クマ取りは下まぶたの手術になり、術後の腫れが必ず出ます。手術方法によって腫れの程度や期間が異なりますが、腫れのピークは3日目で、それ以降腫れがひいていきます。
- 術後の喫煙・飲酒、激しい運動、長時間の入浴は避けてください。
- 脂肪注入を受けられる場合には脂肪の定着率に喫煙が大きく関わっていますので、禁煙してください。
- 腫れを軽減させるために患部を冷やすのは2日目まで可能です。
- 痛み止めは処方された量で内服してください。痛み止めを飲んでも痛みが取れない場合はクリニックにご連絡下さい。
- 術後5日目までに赤っぽい涙が流れることや、血液の塊が出てくることがありますが、通常の経過のため問題ありません。ご心配な場合はクリニックにご連絡ください。