高槻市の皮膚科・小児皮膚科・美容外科・美容皮膚科、まこと皮ふ科です。
阪急高槻市駅・バス停目の前です。
本日は皮膚科の「アトピー性皮膚炎」についてお話ししましょう。
アトピー性皮膚炎を説明するときに3つのキーワードを使います。
1、乾燥肌が必ずある
2、アレルギーが合併する
3、湿疹が左右対称にできる
皮膚科の世界の定義の話を患者さんにしても難しいのでこの3つを用いて説明します。
まず、生まれつきアレルギー持ちのお子さんはいません。
生まれつき乾燥肌のお子さんはいらっしゃいますね。
乾燥肌が続くと、皮膚からアレルギー物質を覚えてしまって花粉症や食物アレルギーなどの
アレルギー疾患を合併するようになると考えられています。
そしてかゆい発疹が左右対称にでます。
右手だけ、とか左の背中だけとかではなく、左右に出ますね。
治療法は
乾燥肌に対して保湿剤
湿疹に対して、ステロイドやステロイド以外の塗り薬
症状がひどい場合には注射の薬や免疫抑制剤の内服を用います。
治療法に関して詳しく書くとすごい量になるので生活に直結することを
お話ししますね。
2、アレルギーが合併する
ほとんどのアトピー性皮膚炎の患者さんではホコリやダニに対するアレルギーを獲得しています。
お家の中のホコリやダニというのはお布団やベッドにいます。
そうなると、掃除を毎日頑張りましょう、となるわけです。
落とし穴になるのが、漫画などの紙類です。
図書館に行くとカビっぽい匂いを感じたことはありませんか?
紙はホコリや水分を吸ってしまうので、どうしてもアレルギー物質が溜まりやすいです。
デジタル化の時代なので、漫画は捨ててタブレットで本を読みましょう。
こうやって医者が言うのは簡単です。
実際にやるのは大変なのもわかっています。
できることは、まず掃除機をゆっくりかけること。
早く動かしても吸えてません。
そこから始めてみましょう。