

ニキビ跡治療美容外科・美容皮膚科


ニキビは毛穴の詰まりと炎症が生じている状態です。ニキビが治った後の皮膚の凹みをニキビ跡といいます。ニキビ跡を作らないためには、早急かつ適切なニキビ治療が必要ですが、昔にできたニキビ跡はそのままでは治りません。
ニキビ跡の皮膚の凹みは、皮膚の中に「傷跡」が出来ている状態です。その傷跡のことを瘢痕(はんこん)と言います。瘢痕と聞くと大きな手術を受けた後にできる皮膚の傷のことを想像しますが、皮膚の中で線維が増えている状態も瘢痕と言います。ニキビ跡の治療は大きく分けると2つです。
- 増えた線維(瘢痕)を壊して減らす:サブシジョン キュアジェット
- 薬剤などで凹んでいるところを修復する:ジュベルック、ヒアルロン酸、リジュランHBなど
施術方法
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サブシジョン
深いニキビ跡が一か所に集まっている場合、局所麻酔下に瘢痕を切断し凹みを剥がす処置です。皮膚が凹んでいる部位を麻酔し、細い管を入れ硬くなっている部位を切断し剥がします。麻酔をしているので痛みは感じません。凹みを剥がした後にヒアルロン酸を少量入れるとより効果的です。
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キュアジェット
針を使わないマイクロジェットで肌に薬剤注入できる機器です。毎秒最大20回のマイクロジェットの圧力で薬剤を導入し、ニキビ跡の凹みや傷跡の原因となる瘢痕組織を切断し肌悩みを改善します。
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ジュベルック
ジュベルックは、韓国発の次世代型スキンブースターとして注目されているPDLLAと呼ばれるポリ乳酸を成分とした注入用の薬剤です。自身のコラーゲンの生成を促進することにより、肌のハリ・ツヤ・弾力などが改善され、肌の弾力アップ、毛穴の引締め、ニキビ跡や小じわの改善などが期待できます。
1年~2年かけてゆっくりと体内に吸収されていくため効果の持続期間が比較的長いのが特徴です。
近年、ジュベルック注入後にしこりを生じる報告がなされています。ジュベルックの溶解方法、投与方法は厳密に決められています。まこと皮ふ科では手打ちも可能ですが、ニキビ跡にはキュアジェットを用いて注入します。 -
ヒアルロン酸
ヒアルロン酸のみで皮膚の凹みを改善させるのは困難なため、サブシジョンやキュアジェットと併用して注入することで効果を発揮します。
ヒアルロン酸の効果、注意点、料金についてはこちら -
リジュランHB、リズネ
サーモンや鱒(ます)由来のポリヌクレオチド(PN)1%に加え、非架橋ヒアルロン酸とリドカインを配合している製剤です。肌の細胞に働きかけ、コラーゲンを生成することで肌のハリや弾力を回復させます。まこと皮ふ科では手打ちも可能ですし、キュアジェットを用いて注入もできます。 (画像はリズネ)