高槻市の皮膚科・美容外科のまこと皮ふ科です。
阪急高槻市駅目の前、バス停目の前です。
本日は美容外科の話で「ヒアルロン酸の血管閉塞」についてです。

ヒアルロン酸は肌の凹みを改善させたり、肌に張りを与えるものです。
基本的には安全なものなのですが副作用がいくつかあります。
その中で最も恐ろしい副作用が血管閉塞です。
ヒアルロン酸はゼリー状の物質のため血管の中に間違って入ってしまうと
血液の流れが止まってしまい、詰まった血管より先の皮膚が壊死していまいます。
皮膚だけだといいのですが、目の失明にもなることがあります。
血管閉塞が起こりやすい部位は
1、ほうれい線
2、額
です。
この写真の方は、韓国でヒアルロン酸を注入され血管閉塞が生じた方です。
日本でヒアルロン酸を溶解する薬剤を注入された後で当院を受診されました。
血管に沿って赤くなって一部痂皮になっている部位があります。
既に急性期は過ぎ、潰瘍からの上皮化しているところもありますので
これ以上の悪化はありませんが、ヒアルロン酸を溶解してなかったら
広範囲の皮膚壊死になる状態でした。
ヒアルロン酸の血管閉塞については、ドクターの医師年数や投与本数は関係ない
という論文もあります。
比較的多いのは、注入スピードが速い、逆血確認が疎かという点です。
院長の和田医師は湘南美容クリニックで皮膚科の安全対策を行っていました。
数々の皮膚トラブル症例の対応を行ってきましたので、経験が豊富です。
他院で生じたトラブルでもご相談ください。

