高槻市の皮膚科・小児皮膚科・美容外科・美容皮膚科、まこと皮ふ科です。
阪急高槻市駅目の前、バス停目の前です。

今日は皮膚科の乾癬について前回の続きをお話ししましょう。

病院に着き当直していた秋岡先生と子供さんを入院させたりして、忙しい夜を過ごしました。
今どきの研修医ならば夜中に呼び出されて病院に行くなんて、、、と思う人もいるかもしれませんが
僕は単純に役に立てることが嬉しかったですし、勉強になりました。

僕が皮膚科医になり日々の診察を行っているときにも大学に戻られた秋岡先生と
お話しする機会がありました。

そして、「関節炎で診ている患者さんがいるんだけど、発疹もあるから診てほしい」と
連絡が入りました。

研修医の時に指導していただいた先生から皮膚の相談をいただいて
皮膚科医として少し自信がついたような、でもちゃんと診れるかなという不安とが
織り交ざった感情だったのを今でも覚えています。

その時診た発疹が、小児の乾癬の発疹です。

教科書を見ても、詳しく載っていない。
論文を探しても載っていない。
学会で乾癬に詳しい先生に聞いても、診たことがない、と。

そうなれば、自分で調べて診ていくしかない。

結果的に、若年性特発性関節炎の乾癬性関節炎という診断になりました。
そこから小児の乾癬を専門的に診るようになりました。
(もちろん大人の乾癬も継続して診ていましたよ)

秋岡先生とは今でも関係が続いています。
そうか、もう20年か。